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インドハマユウ(印度浜木綿)  [球根植物]

インドが原産で、北海道を除く日本の各地、中国、東南アジア、ヒマラヤに分布しています。昭和の初期に日本に渡来しました。耐寒性が強く、海岸沿いに自生しており、庭や公園などに植えられ栽培されてこともあります。地植えにしていますので、冬の時期の地上部は枯れますが、早春に新芽を出す。葉も綺麗なので鉢用の観葉植物としても、人気があるようです。
開花時期は6~9月頃。花茎は高さ60~1500cmになります。葉の間の真ん中から太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、先端に花を散形につけます。
花序は始め苞に包まれ、開花時にはこの苞は下に垂れる。花は短い柄の先にあって白く細長い6枚の花被を持ち、花弁の幅は広く根本の方は互いに接して長い筒状、先端部はバラバラに反り返り、ユリ(百合)に似ています(豪華に見えます)。花は日没前後から強い芳香を発するようになり、大型のスズメガ科のガが吸蜜に訪れて花粉を媒介します。

花は、太い円柱状の幹の上につきます。この幹のようなものは真の茎ではなく、葉の付け根が多肉質の筒状に重なったもので「偽茎」と呼ばれ、ヒガンバナ(彼岸花)やタマネギ(玉葱)の鱗茎とほぼ相同なものです。茎はこの偽茎の基部に、短縮した円盤型のものがあります。

ヒガンバナ(彼岸花)と同じリコリンというアルカロイドを、特に偽茎に多く含み、食べると吐き気や下痢を催すこともあるようです。


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撮影:2023年6月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月1日 京都府立植物園にて

名称:インドハマユウ(印度浜木綿) 
科:ヒガンバナ科 ハマオモト属
園芸分類:球根
形態:耐寒性常緑多年草(球根植物)
原産地(分布):インド~中国南部
品種名:
草丈/樹高::100~150cm
開花期:6~9月
花色:白~ピンク色
その他:


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