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サネカズラ(実葛) [つる性]

ふつう雌雄異株で、8月頃開く花は径1cmほど、10枚前後の白い花被に包まれ、中央におしべ、めしべがそれぞれ多数らせん状に集まります。
開花期は夏で、花には雄花と雌花があります。雌花は粒々がたくさん集まって球形をなした特徴的な実を付けます。果実は熟すと光沢のある赤色になります。花色は淡いクリーム色でぱっと見は雄花も雌花もそっくりですが、開いた花の真ん中の色を見ると雄花と雌花の区別が簡単に付きます。雌花は中心に淡い緑色の雌しべが小球状に固まって付き、雄花は紅色の雄しべが小球状に固まって付きます。
雌花の花床は結実とともにふくらみ、キイチゴを大きくしたような真っ赤な丸い集合果をつくります。花は葉の陰に咲くが、果実の柄は伸びて7cmになることもあり、より目につくようになります。単果は径1cmほどで、全体では5cmほどになります。果実は個々に落ちて、あとにはやはり真っ赤なふくらんだ花床が残り、冬までよく目立ちます。
”実(さね)”が美しい、つる植物(かずら)」から

通常は「サネカズラ(実葛)」と呼ばれ、別名で美男葛(ビンナンカズラ)と呼ばれます。それは、昔、若い茎から採取される粘液を男性の整髪料として使用したことに由来するそうです。ということで、今で言うなら、イケメンカズラということになるのかな? 

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◎雌花
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撮影:2022年8月25日 京都府立植物園にて

◎雄花
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撮影:2017年7月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年10月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年10月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年11月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年1月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年12月13日 京都府立植物園にて

名称:サネカズラ(実葛)
科:マツブサ科 サネカズラ属
園芸分類:
形態:常緑つる性の低木
原産地(分布):日本 朝鮮半島南部 中国 台湾
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:7~8月
花色:黄白色
その他:



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