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フェイジョア [果樹]

フトモモ科アッカ属に分類されるフェイジョア。「パイナップルグァバ」の別名も持つ果樹で、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部が原産地です。亜熱帯性果樹に分類されますが、意外に寒さに強く、温暖地であれば庭植えにして越冬できるようです。常緑性で、一年を通してシルバーがかった明るい葉をつけているので、冬の瑞々しい木姿も魅力的とか。

夏に径4cmほどの花をつけます。花弁は内側が赤褐色、外側が白色で分厚く、糖分を含んで甘みがあります。ハチドリのような小鳥類がこの花弁を摂食するときに花粉が運ばれますが、日本ではヒヨドリなどが花弁を摂食しますが、花粉の媒介は蜂によるものがほとんどのようです。多数ある赤い雄蕊が非常に目立ちますが、芳香はほとんどありません。愛らしい花姿で、花木としても人気があります。
果実の収穫期は10月中旬~12月上旬。ただし、一部の品種を除いたほとんどが自家不結実性で、1本だけでは実がつきません。

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撮影:2021年6月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年10月8日 京都府立植物園にて

名称:フェイジョア
科:フトモモ科 アッカ属
園芸分類:果樹
形態:中高木 常緑性
原産地(分布):ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部
品種名:
草丈/樹高:1.5m以上
開花期:5~6月
花色:淡いピンク色
その他:


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イチジク(無花果) [果樹]

イチジクはイラクサ目クワ科イチジク属の落葉樹木です。
 食用にされる部分は厳密には果実ではなく、イチジクの花にあたる部分になります。イチジクは隠頭花序(いんとうかじょ)と呼ばれる花を付ける木で、果実のように見える部分は、花軸が肥大化したもので、切った時に粒粒のように見える花となります。
 その名は、中国での名前「映日果(エイジツカ)」がなまってイチジクとなったという説と、一日一個ずつ熟すから、または一ヶ月で熟すから、「一熟」と名がついたという説があります。また、「無花果」とも書きますが、実際には花が咲かないわけではありません。実の中に無数の白い花を咲かせるのですが、外から見えず、花が咲かないように見えるからです。
葉は大型の3裂または5裂する掌状で互生です。日本では、浅く3裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く5裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したもの。葉の裏には荒い毛が密生、葉や茎を切ると白乳汁が出ます。

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撮影:2020年6月12日 京都伏見区にて

名称:イチジク(無花果)
科:クワ科 イチジク属
園芸分類:果樹
形態:低木,高木
原産地(分布):小アジアまたはアラビア南部
品種名:
草丈/樹高:2~5m
開花期:
花色:
その他:収穫期 6月下旬~8月上旬(夏果)、8月中旬~10月中旬(秋果)


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ナワシログミ(苗代茱萸) [果樹]

中部以西の本州、四国及び九州に分布するグミ科の常緑低木。苗代を作る時期(5~6月)に実が熟すことからナワシログミという名前です。
10~11月に咲く淡い黄色い花はあまり目立たないものの、強い芳香があります。
花の後の翌年の5~6月には実がなり、赤く熟せば食用できます。アキグミ、ナツグミよりは渋みが少ないものの美味とは言いがたいようです。
葉は厚くて硬い。新しい葉の表面には一面に星状毛が生えているため、白っぽい艶消しに見えますが、成熟するとこれが無くなり、ツヤツヤした深緑になります。
常緑で剪定に耐え、成長の強い枝にはトゲがあることから農家などの垣根に使われることが多かったようです。また、盆栽として古木を愛でることもあります。

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撮影:2021年12月10日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月9日 京都府立植物園にて

名称:ナワシログミ(苗代茱萸)
科:グミ科 グミ属
園芸分類:樹に咲く花
形態:常緑低木
原産地(分布):本州(関東地方以西)、四国、九州、中国
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:10~11月
花色:淡黄褐色
その他:果期 5~6月


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リンゴ・群馬名月 [果樹]

ぐんま名月は群馬県農業総合試験場北部分場(沼田市)において、「あかぎ」に「ふじ」を交配し選抜、育成されたもので、1991年9月に品種登録されました。育成地(群馬県沼田市)において10月下旬に成熟するやや晩生種となります。
果実の大きさはやや大きく280gから330g程、果皮の地色は黄緑から黄色で、日光が当たる加減によって赤く染まる部分が生まれます。
「ふじ」と「あかぎ」の交配品種

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撮影:2019年6月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月26日 京都府立植物園にて

名称:リンゴ・群馬名月
科:バラ科リンゴ属
園芸分類:果樹
形態:落葉高木樹
原産地(分布):
品種名:群馬名月
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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アロニア バイキング [果樹]

アロニアとは、バラ科の落葉低木でブルーベリーやラズベリーと同じベリーの一種です。
アロニアバイキングは、珍しい黒い実のアロニアでとても大粒の実がなります。
6月頃に小さな白色またはピンク色の花を咲かせ、秋に実をつけます。寒くなってくると葉は紅く色づき、冬には落葉してしまいます。
日本では「チョークベリー」「ブラックチョークベリー」「チョコベリー」、また、カマツカに似ているので「セイヨウカマツカ」など様々な名称があります。

 アロニアの果実には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンをブルーベリーの2倍以上含んでおり、より抗酸化作用を期待できます。
アロニアに含まれる成分は、熱や凍結に強く加工しても壊れにくいという特性を持つため幅広く活用でき、日本でもケーキやアイスクリーム、ジャム、サプリメントとして販売されています。

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撮影:2019年6月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月26日 京都府立植物園にて

名称:アロニア バイキング
科:バラ科
園芸分類:実の生る木
形態:落葉低木
原産地(分布):北アメリカ
品種名:バイキング
草丈/樹高:
開花期:6月
花色:白色またはピンク色
その他:


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シダレガキ(枝垂れ柿) [果樹]

カキノキの仲間では唯一きれいに枝垂れる品種で、実は先の尖った楕円形をしています。雌雄同株で一本でも結実します。雄花は集散花序に数個づつ付き、雌花は葉腋に単生となります。
渋柿ですが、収穫後に脱渋すると、とろけるような食感と濃厚な甘みを味わえます。
和名は、赤い実のなるさまから、赤き実あるいは、赤木が略されて「カキ」になったとのことです。

植物園の銘板にも「珍しいらしい」と書かれていました。
実は、植物園で時々出会うご婦人にシダレガキの花が咲いているのを見かけたと教えていただき案内もしていただきました。
秋の実が楽しみです。

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撮影:2019年5月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月26日 京都府立植物園にて

名称:シダレガキ(枝垂れ柿)
科:カキノキ科 カキノキ属
園芸分類:果樹
形態:落葉大低木~小高木
原産地(分布):東アジアの固有種
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~6月
花色:黄白色
その他:


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スモモ(李) [果樹]

バラ科サクラ属スモモ亜属のうちのスモモ類(英名プラム)の総称で、約30種があり、このうち十数種が果樹として栽培利用されています。落葉性の低木または中高木で、アジア、ヨーロッパ、北アメリカに分布します。花は白色で、萼(がく)、花弁とも5枚、雌しべ1本、雄しべは多数、ウメに次いで早春に開花します。多くの品種は自家不結実性が高いようです。熟期は6~8月となります。
和名の由来は、スモモの果実はモモに比べて酸味が強いこととのことです。

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撮影:2019年4月9日 京都府立植物園にて

名称:スモモ(李)
科:バラ科 スモモ属
園芸分類:果樹
形態:落葉小高木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:3~4月
花色:白色
その他:


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セイヨウリンゴ(西洋林檎) [果樹]

 栽培種の食用リンゴは学名がMalus pumila、標準和名をセイヨウリンゴといい、熱帯を除く世界で広く栽培されています。リンゴの栽培品種は世界で9000種以上あるといわれています。ヨーロッパでは16~17世紀頃、栽培が盛んになり、日本には幕末以降にアメリカから導入され、紅玉、国光が戦前の代表的な品種ちなります。日本でも昭和30年代以降に多くの品種が作られ、日本で作られた「ふじ」(中国名は富士)は現在、世界で最も生産量の多い品種になります。

樹皮は、黒紫色から灰褐色となります。葉は、互生、広楕円形または卵形、両端は尖り鈍鋸歯です。
花は、4~5月に白または淡紅色の花を枝先に数個咲かせます。
果実は、球形で両端は深くくぼみ、紅色または紅黄色に熟します。

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月9日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月27日 京都府立植物園にて

名称:セイヨウリンゴ(西洋林檎)
科:バラ科 リンゴ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):ヨーロッパ原産
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:4~5月
花色:白色~淡紅色
その他:


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タチバナ(橘) [果樹]

タチバナは、わが国では数少ないミカン科の自生種となります。
枝は緑色で密に生え、若い幹には棘があります。 葉は、濃い緑色の楕円状披針形で、全縁で互生し、葉柄には翼がありません。5~6月に白色の5弁花をつけます。果実はやや平たい球形の液果で、 10~11月に黄色に熟します。
みかんみたいな実で、直径3cmほど。酸味が強く生食用には向かないため、マーマレードなどの加工品にされることがあります。

 タチバナの名前の由来は、天皇の命によりこの木を持ち帰った田道間守(たぢまもり)にちなんだ名、とされています。
別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナとも言われます。
 このタチバナは、京都御所の紫宸殿の正面の階段の右側(階段から見て)に橘の木がありますが、それと同じ種類となります(銘板にそんな記載がありました)。左側には桜があり左近桜、右近橘と相対して有名ですね。
ここに橘が植えられた理由は、平安京遷都以前からこの場所が橘姓の太夫宅で、橘の木が植えたあったためとされます。橘姓の太夫ではなく聖徳太子の側近で、秦河勝という渡来人の宅地であったとする説もあるようですが。いずれにしろ橘が非時香実(常に香りのある実)として、不老長寿のめでたい樹とされたために受け継がれ、現代の京都御所にも植えられているとのことです。


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撮影:2018年5月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年12月25日 京都府立植物園にて

名称:タチバナ(橘)
科:ミカン科 ミカン属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):日本(静岡県以西の太平洋側、四国、九州)、台湾
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ。


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シシユズ(獅子柚子) [果樹]

中国が原産となります。わが国へは奈良時代に渡来したとされます。ブンタンの亜種にあたります。高さは3~4mになります。5~6月ごろ、芳香のある白色の花を咲かせます。果実は直径20cm以上、重さは1Kgくらいになります。果肉は酸味が強く、生食にはむきません。ジャムやマーマレード、ゆず酒などに利用されます。別名で「おにゆず(鬼柚)」や「ジャガタラゆず(ジャガタラ柚)」と呼ばれます。

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撮影:2018年11月23日 京都府立植物園にて

名称:獅子柚子(シシユズ)
科:ミカン科ミカン属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:3~4m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:別名 鬼柚子


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