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ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡) [草花]

ヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産の帰化植物。山野や街中、庭や花壇の植え込み、アスファルトの割れ目まで、あらゆるところで力強く生息している。
茎は太くて赤みを帯び、高さ1~2mになる。
花序には長い柄があり、果期には垂れ下がる。花は6月くらいに咲き始め、秋まで咲き続けます。茎の先に房状の小花が集合した花を咲かせます。一つ一つの花は非常に小さく直径3~5mm程度、グリーンがかった白色をしています。
果実は直径約8mmの扁球形で、液果で、黒紫色に熟す。果実をつぶすと紅紫色の汁がでる。

ヨウシュヤマゴボウというと、あの黒ずんだブドウのような実ばかりが印象に残っていて、花は記憶にない、見たことが無いという方も多いかも(私もそうですが)。
ヨウシュヤマゴボウの花は夏、関東では早いと5月くらいから咲き始め、秋まで咲き続けます。茎の先に房状の小花が集合した花を咲かせます。一つ一つの花は非常に小さく直径3~5mm程度、白色でわずかに紅色。

9月頃には一つのヨウシュヤマゴボウの株の中で、黒く熟した実、未熟なグリーンの実、白い花と、すべてが見られるようになる。

ヨウシュヤマゴボウは有毒植物で、全体にわたって毒があり、毒性は根>葉>果実の順であるが、果実中の種子は毒性が高い。

ヨウシュヤマゴボウの名前の由来は、「西洋から来た山牛蒡」という意味で、ゴボウは仲間ではありませんが、根がゴボウのように長いことから

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撮影:2023年7月2日 京都市伏見区にて

名称:ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
科:ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):北アメリカ原産
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:6~9月
花色:白色でわずかに紅色
その他:別名 : アメリカヤマゴボウ



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ドクゼリモドキ(毒芹擬き) [草花]

ドクゼリモドキは、地中海沿岸から中東にかけて分布し高さ30~100cmほどになる一年草~越年草。
花は5㎜もない5弁花で、20個ほどの花が集まって花序を作り、その花序がさらに集まって直径10~15㎝ほどの傘状になる。小さな小花が集まった繊細で美しい花姿をしている。雄しべは5個で、果実は分果。
葉は互生し、1~2回(まれに3回)3出羽状複生する。
葉の形は変異が多く、茎の上部のものほど細くなる傾向があり、葉柄は鞘状になる。

果実が生薬の「アンミ実」で、成分としてクロモン誘導体のケルリン、ビスナギン、ケロール配糖体などを含む。鎮痙作用や利尿作用があり、喘息や気管支炎、腎結石に用いられる。

猛毒の「ドクゼリ」と違い毒はない。小さな白い花が密集し、レースのように見えることから、園芸の流通名はホワイトレースフラワー。

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撮影:2023年6月21日 京都府立植物園にて

名称:ドクゼリモドキ(毒芹擬き)
科:セリ科 ドクゼリモドキ属
園芸分類:草花
形態:一年草、越年草
原産地(分布):地中海地域
品種名:
草丈/樹高:30~100cm
開花期:5~6月
花色:白色
その他:別名 ホワイトレースフラワー、アンミマユス


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リシマキア・ペルシャンチョコレート [草花]

サクラソウ科の常緑多年草で、寒さや暑さに強い品種。
仲間のミッドナイトサンよりも深いダークカラーで、ペルシャンチョコレートは葉と葉の間隔があいてるので、赤褐色の茎がチラチラ見えてシックな感じ、やや明るめの銅色の葉。新芽が赤味を帯びた色合い。
ほふく性でグランドカバーにおすすめ、寄せ植えや単品で鉢植えにしても可愛いです。
初夏に黄色の花を咲かせる。

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撮影:2023年6月9日 京都府立植物園にて

名称:リシマキア・ペルシャンチョコレート
科:サクラソウ科 リシマキア属
園芸分類:花草
形態:常緑多年草
原産地(分布):園芸品種
品種名:ペルシャンチョコレート
草丈/樹高:匍匐性 開花草丈は10~15cm高
開花期:5~6月
花色:黄色
その他:


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八重咲きドクダミ [草花]

ドクダミは、日本や中国など東南アジアに広く分布しているドクダミ科ドクダミ属の多年草。一属一種の植物で、ドクダミ属に分類されている植物はドミダミのみ。
日本では本州以南の地域に分布しており、空き地や道端、住宅周辺のやや湿った半日陰の場所に自生しています。
八重咲きドクダミの花期は5月~6月。
花期になると茎の頂部に、小さな棒状の花序を出し、花を咲かせる。
花弁に見える部分は総苞片(そうほうへん)と呼ばれる葉の一種で、本来の花は中心の黄色い部分。
花には花弁は無く、多数の雄蕊と雌蕊が密生している。
八重咲きドクダミは、この総苞片が八重になっている品種。
十薬(じゅうやく)と呼ばれ、古くから薬草として利用されてきた歴史があり、日本では親しみ深い身近な植物です。
そのドクダミの一種であるのが、本種「八重咲きドクダミ」。

葉は暗緑色をしており、長さ4~9㎝程度の心形で、茎に互生。
茎は分枝しながら草丈20~30㎝程度に成長する。
葉茎にはドクダミ特有の強い匂いがある。

園芸品種なのか変種なのかは定かではない。

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撮影:2023年6月6日 京都府立植物園にて

名称:八重咲きドクダミ
科:ドクダミ科 ドクダミ属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):東アジア
品種名:
草丈/樹高:20~40cm
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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ウスベニアオイ(薄紅葵) [草花]

薄紅葵(ウスベニアオイ)は、ヨーロッパが原産のアオイ科・ゼニアオイ属の多年草。別名「ブルーマロウ」や「コモンマロウ」とも呼ばれる。
高さは60~200cmになり、葉は掌状に切れ込みが入り、茎には荒い毛が生え直立。5~8月にかけて、葉腋に直径3~4cmの5弁花薄いピンク色や紫色の花を咲かせる。花は縁が白く中央が赤紫色であり、濃い赤紫の筋がはいる。
果実は約10個の分果からなる分離果で、 熟すと分果の表面がへこんで蜂の巣状になる。
花は青色のハーブティーになり、レモンを加えるとピンク色に変わるので、「夜明けのハーブティー」とも呼ばれる。また、咳や胃炎などに効果があるとされる薬用植物でもある。
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ウスベニアオイに似た植物としてゼニバアオイがある。
どちらもヨーロッパ西部から北アフリカを原産とする、アオイ科ゼニアオイ属(マロウ属)の多年草。
草姿が酷似しているのは当然で、ゼニアオイはウスベニアオイの変種(または園芸種)。
【花の違い】
◎ウスベニアオイ
 花色は淡いピンク~赤紫色で、花弁は凹形、葉の付け根に1~4個が付く。
 ※稀に5個の花が付くことがある。
◎ゼニアオイ
 花色は濃ピンク~紫色で、花弁は浅い凹形、葉の付け根に5~15個が付く。
 ※5個以下のことがある。

【葉の違い】
◎ウスベニアオイ
 葉は5~7裂し、切れ込みが深いのが特徴。
◎ゼニアオイ
 葉の切れ込みが浅く5~7裂した円形に近い形。
 
【茎の違い】
◎ウスベニアオイ
 全体に荒い毛が生える。
◎ゼニアオイ
 一般的に茎は無毛。
 ※葉柄の上部の溝には毛がある。


撮影:2023年5月27日 京都府立植物園にて

名称:ウスベニアオイ(薄紅葵)
科:アオイ科 ゼニアオイ属
園芸分類:花草
形態:1~2年草
原産地(分布):ヨーロッパ西部から北アフリカを原産
品種名:
草丈/樹高:60~200cm
開花期:6~8月
花色:淡紅色
その他:別名、ブルーマロウ、コモンマロウ


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エキナセア パラドクサ [草花]

エキナセア・パラドクサは北米原産で、耐寒性多年草(宿根草)。鮮やかな黄花が美しいエキナセアの原種のバレン菊一つ。
花の中心のコーンはチョコレート色で少し盛り上がり、その周りの黄色い花びらは垂れさがる。
和名の馬廉菊は、花弁が垂れ下がっていく形が、江戸時代の火消しのまとい飾り「馬廉(ばれん)」に似ていたから。

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撮影:2022年5月27日 京都府立植物園にて

名称:エキナセア パラドクサ
科:キク科 ムラサキバレンギク属
園芸分類:草花
形態:耐寒性多年草(宿根草)
原産地(分布):北アメリカ
品種名:パラドクサ
草丈/樹高:60~100cm
開花期:初夏~盛夏
花色:黄色
その他:別名イエローコーンフラワー、馬簾菊(バレンギク)


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アヤメ(菖蒲) [草花]

アヤメの多くが山野の草地や日当たりの良い草地に自生している。生育は比較的乾燥している場所を好む。アヤメ属の他の種別であるノハナショウブやカキツバタのように湿地に生えることは、まれである。
葉はまっすぐに立ち、茎の先端に1~3輪の花を咲かせる多年草で、葉幅はハナショウブやカキツバタに比べると狭い。
5月頃に径8cmほどの紺色の花を1~3個付ける。花形は主に三英花(外側の大きな花弁が3枚)である。花弁の付け根には網目模様がある。この外花被片(前面に垂れ下がった花びら)の網目模様が特徴で、本種の和名の元になっている。花茎は分岐しない。


【あやめ・菖蒲・杜若の違いは花びらの付け根で確認】
あやめと菖蒲、杜若の見分け方で、もっとも分かりやすいのが花びらの付け根を見ること。

あやめ・・・・・・・網目状
菖蒲・・・・・・・・・黄色
杜若・・・・・・・・・白い筋

3つの違いをまとめると、花びらの付け根を見たときに、模様が網目状ならあやめ、黄色い模様が入っているなら菖蒲、白い筋が通っているなら杜若。こうして整理すると、すっきり。
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撮影:2023年4月27日 京都府立植物園にて

名称:アヤメ(菖蒲)
科:アヤメ科 アヤメ属
園芸分類:草花,山野草
形態:多年草
原産地(分布):日本を含む東北アジア
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:5月
花色:紫色,白色
その他:


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オオアマナ(大甘菜) [草花]

オオアマナは、茎先に集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、花径3cmくらいの白い花をつける。 花被片は6枚である。 花は日が射すと開き、陰ると閉じる。
葉はロゼット状に6~10個が根出し、線形で、表側には縦に白線がはいる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
オオアマナは欧州からアジア南西部が原産、キジカクシ科の多年草で、欧米では「スター・オブ・ベツレヘム(ベツレヘムの星)」と呼ばれる。
花が日本在来種のアマナ(甘菜)に似ていることから「オオアマナ」の名が付いた。花が終わると葉は枯れるが、耐寒性があり、とても丈夫。花はハナニラに似ているが、1本の茎から数輪の花が咲くので見分けられる。

日本へは明治時代の末期に渡来し、観賞用に栽培されているものが逸出して野生化している。

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撮影:2023年4月14日 京都府立植物園にて

名称:オオアマナ(大甘菜)
科: キジカクシ科(クサスギカズラ科) オオアマナ属
園芸分類:花草
形態:多年草
原産地(分布):ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 スターオブベツレヘム


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トキワナズナ (常盤薺) [草花]

トキワナズナは、南ヨーロッパから西南アジア、北アフリカに約50種が分布するアブラナ科の一年草、または多年草。
花期は、4~6月で、分枝した茎の頂部に散房花序、または総状花序を出し、花径1㎝前後の小花を多数咲かせる。
4枚の花弁を持つ花は外側の2枚が大きく特徴的な形をしている。
花を咲かせた茎は太陽の方に向いて曲がりやすい性質があり、「マガリバナ」の別名を持つ。

同じ名前の北米原産で、「トキワナズナ(常盤薺」というものがあるのでややこしい。こちらはアカネ科ヒナソウ属の小型の常緑多年草となる。

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撮影:2022年4月5日 京都府立植物園にて

名称:トキワナズナ (常盤薺)
科:アブラナ科 イベリス属
園芸分類:草花,山野草
形態:多年草
原産地(分布):地中海地方原産
品種名:
草丈/樹高:5~15cm
開花期:4~6月
花色:薄青色、白色
その他:別名 イベリス、イビリス、マガリバナ



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ゼラニューム [草花]

南アフリカ・ケープ地方原産のペラルゴニウム・ゾナレとペラルゴニウム・インクイナンスを主な親とし、これにほか数種が交雑されてつくり出された。やや多肉質の茎をもち、乾燥には強い反面、過湿には弱い性質。
四季咲き性で、温度が適していれば一年中開花する。
花は一重咲きから八重咲きまであり、星形やカップ状の小花がボール状に多数集まって、長い花茎の先端につく。また、葉に白や黄色の斑が入る品種やモミジに似た葉をもつ品種もあり、コンテナやガーデンで彩りを添える。

撮影したのは、ゾナール種とインクイナンス種を掛け合わせて作られたホルトルム系のゼラニウムではないかと。
現在、市場に流通している一般的なゼラニウムの多くがホルトルム系で、一重咲きや八重咲きなどさまざまな花がある。
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撮影:2022年5月24日 京都市伏見区にて

名称:ゼラニューム
科:フウロソウ科 テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)
園芸分類:草花
形態:多年草(常緑)
原産地(分布):南アフリカ(園芸品種)
品種名:
草丈/樹高:20~100cm
開花期:3~12月
花色:白,赤,ピンク,オレンジ,紫,複色
その他:和名 テンジクアオイ


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