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ヘメロカリス [草花]

園芸では、日本や中国原産のユウスゲやカンゾウ類(ノカンゾウ、ヤブカンゾウなど)を元として、品種改良で生まれたものをヘメロカリスと呼びます(広い意味ではヘメロカリス属に分類されるすべての植物を指します)。
冬は落葉して休眠するタイプと緑の葉が残る常緑・半常緑タイプがあります。毎年花を咲かせる多年草です。
開花期は葉の間から40cm~1mの花茎を伸ばします。1本の花茎から数個、多花性の品種なら30個ほどのつぼみを付けます。花は一斉に咲かず、1、2輪ずつ咲きます。花茎はつぼみが出てくるごと直角に向きを変え、渦を巻くように伸びて行きます。このような花の付き方を、「かたつむり状花序」と呼びます。
野生種の花色は黄色や赤褐色などが中心で、園芸品種はそれ以外に赤、クリーム色、ピンク、紫などがあります。単色だけでなく、複数の色が組み合わさったものもあります。花の大きさは小輪で直径約5cm、大輪のものは直径20cmを越します。咲き方も一重咲きの他、八重咲きがあり、花びらが細いものや幅のあるもの、先端が尖るものや丸くなるもの、フチが波打つものなど様々です。

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撮影:2022年8月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月25日 京都府立植物園にて

名称:ヘメロカリス
科:ススキノキ科 ヘメロカリス属
園芸分類:
形態:夏緑性多年草
原産地(分布):園芸品種(交配親は東アジア)
品種名:ムーントラベラー
草丈/樹高:30~100cm
開花期:6~8月
花色:白,赤,ピンク,オレンジ,黄,複色
その他:別名:デイリリー



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