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ベンケイソウ [多肉植物]

ベンケイソウ科の植物の原産地は中国ですが、日本にも北海道と本州に自生種が生えています。それ以外にも全世界に広がっています。親しい種類だと混雑が激しく、非常に多くの地域で多くの種類のベンケイソウ科の植物が広がっています。
ベンケイソウは多肉植物に分類されます。ベンケイソウの特徴は葉が多肉であるとにより分かります。原産地が南アフリカの暑い地域ということで、深刻な水不足にもなるような場所です。そのために葉にたくさんの水分を蓄えておく必要があったため、このような形に進化したと言われています。
 薄い紅色の小さな花が群がって咲き、花弁は5枚で横に平らに開きます。萼片は5枚、雄しべは10本となります。
日本へは遣唐使などによって中国からもたらされたと言われています。
古名を伊岐久佐(いきくさ)といい、漢字では「活草」とも書きますが、これは枯れない強い草という意味が込められているとのことです。
その強さを武蔵坊弁慶になぞらえたのが名の由来です。

同じベンケイソウの仲間では「金のなる木」も有名なのではないでしょうか。金のなる木を想像するとどのような葉を持った植物なのかわかったという人も多いのでは!。

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撮影:2019年9月27日 京都府立植物園にて

名称:ベンケイソウ
科:ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
園芸分類:多肉植物
形態:
原産地(分布):北海道から本州の中部地方。朝鮮半島、中国東北部、シベリア、モンゴル、ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:30~80cm
開花期:7~11月
花色:
その他:


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キバナノツノゴマ(黄花角胡麻) [野菜]

キバナノツノゴマは、ツノゴマ科の一年草となります。草丈は50~100cm程度で、全草が粘液質状の毛で覆われています。
5~7月頃に茎頂に総状花序を出し、黄色の筒状花を咲かせます。花径は5cm前後程度で、花冠の先端は5裂です。
幼果はオクラなどと同様に食用にされます。やがて黒熟すると外果皮が裂開し、二股に湾曲した釣り針状の形状となり、非常に硬い木質化となります。動物たちの足に刺さると歩行が困難になるために「悪魔の爪」とか「旅人泣かせ」などの異名を持ちます。
キバナノツノゴマは、その粘液質の効果から「食虫植物」として近年認められたとのことです。どのように消化すつかはまだ不明とのことです。

和名は、黄花のツノゴマから

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月24日 京都府立植物園にて

名称:キバナノツノゴマ(黄花角胡麻)
科:ツノゴマ科 キバナノツノゴマ属
園芸分類:一年草
形態:一年草/匍匐性/食虫植物
原産地(分布):北米南部~メキシコ
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:5~7月
花色:きいろ
その他:別名 悪魔の爪


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オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜) [つる性]

オキナワの名がついている通り、暑さに強く強健で、最近はグリーンカーテンとして人気です。
花の開花時期は、6~8月ごろです。オキナワスズメウリの花は1cm前後と小さく目立たないものですが、よく見るとウリ科そのものの黄色くて可愛らしい姿をしています。花は、おばなとめばながありますが雌雄同株で一つの株におばなとめばな両方がつきます。花の形は、花冠が5つに裂けたような形です。
 花を咲かせたあとたくさんの実をつけます。とても小さな実で、濃いグリーンから褐色の縞模様がついています。まるで、小さいスイカみたいな実です。実は、はじめは明るいグリーン色で、時間の経過とともに、黄色や赤色に変化します。可愛らしい実姿から、「琉球おもちゃうり」という別名もあります。
ただし、実には毒の成分を含んでいるので要注意です。決して食べず、観賞用です。

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撮影:2020年6月23日 京都市伏見区にて
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撮影:2020年8月16日 京都市伏見区にて

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撮影:2019年9月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月24日 京都府立植物園にて

名称:オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)
科:ウリ科 オキナワスズメウリ属
園芸分類:つる性
形態:一年草
原産地(分布):日本の沖縄や琉球列島、台湾、インド、オーストラリアなどの熱帯地域
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~8月
花色:黄色
その他:別名:リュウキュウスズメウリ(琉球雀瓜)、琉球オモチャウリ


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シュウカイドウ(秋海棠) [球根]

シュウカイドウは、日本の各地で半野生化していることから、日本原産と思われがちですが、江戸時代に中国から渡来した帰化植物です。バラ科の海棠(カイドウ)に似た花を秋に咲かせていることから、秋海棠(シュカイドウ)との名がつきました。林床などの湿り気のある半日陰でよく繁茂します。
地下に茎基部が肥大した球根をつくります。初秋に開花したあと、地上部が枯れ、地下に養分が送られて球根が肥大し、地中で冬を乗り越えます。耐寒性は強く、日本の戸外で楽々と冬越しできる数少ないベゴニアです。秋になると葉腋にムカゴができ、あたりに自然に落下して繁殖します。
葉裏が赤いタイプや白花を咲かせるタイプがあります。

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撮影:2022年9月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月17日 京都府立植物園にて


名称:シュウカイドウ(秋海棠)
科:シュウカイドウ科 シュウカイドウ属(ベゴニア属)
園芸分類:球根
形態:多年草
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:40~80cm
開花期:7~10月
花色: 白色,ピンク
その他:


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スイートバジル [草花]

スイートバジルは普段「バジル」とか「バジリコ」と呼ばれているハーブで、イタリア料理には欠かせないハーブの一つです。
草丈は摘心せずに育てると1m近くに達し、艶やかな柔らかい葉が生い茂り、6月下旬ころから9月にかけてシソ科らしい花穂をつけ可憐な白い花を咲かせます。温暖な国では多年草ですが、日本では越冬できないために一年草として扱われます。
「バジル」という名前の由来はアレキサンダー大王がインド遠征から帰る際に持ってきたことが由来と言われていますが、「バジリコン」というギリシヤ語の王の意味が語源という説など、さまざまあるようです。
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撮影:2019年9月15日 京都府立植物園にて

名称:スイートバジル
科:シソ科 メボウキ属
園芸分類:ハーブ
形態:一年草
原産地(分布):南アジア
品種名:
草丈/樹高:~1m程度
開花期:6~9月頃
花色:白色
その他:


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ミソナオシ(味噌直し) [草本]

低山地の林縁や道端にはえる半低木。ヌスビトハギ属の中では特殊な種類で、葉は3小葉、葉柄には狭い翼があります。柄に狭い翼があります。小葉は長楕円状披針(ひしん)形で長さ3~9cm、先はとがる。8~9月、葉腋の総状花序に小形の蝶形花をつけます。花は白色で淡黄色を帯び、長さ5~6mm。豆果は細長く、扁平で、4~6節があり、緩くくびれます。また、豆果の表面には鉤(かぎ)状の毛が密にあり、これで衣服や動物にくっついて散布されます。
 この面白い名前は、防腐効果のある葉や茎を味噌や醤油の中に入れておくと味が良くなるとか、味噌が腐った時に味が戻るということからのようです。別名のウジコロシやウジクサは、殺菌作用により味噌にわいたウジ虫を殺すのにも利用したことからです。

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撮影:2019年9月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年1月20日 京都府立植物園にて

名称:ミソナオシ(味噌直し)
科:マメ科 ヌスビトハギ属
園芸分類:
形態:
原産地(分布):本州(関東以西)、四国、九州、沖縄県、台湾、中国大陸、インドシナ、ミャンマー、インド、ヒマラヤ西部、スリランカ、マレー半島、スマトラ、ジャワ
品種名:
草丈/樹高:30~90cm
開花期:8~10月
花色:黄白色または緑白色
その他:別名: ウジコロシ、ウジクサ


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センニンソウ(仙人草) [つる性]

主に草地や林の縁など日当たりの良い場所で、つるを樹木などに絡ませて自生するつる性の多年草です。花の咲いている時は遠目でもよくわかるのですが、それ以外の時期は草木に紛れていて存外に見つけにくいです。
葉は羽状複葉で、小葉は卵円形で3~7枚付けます。葉柄で他のものにからみよじ登ります。
花は、8~9月ころ葉脈から円柱花序を出して、白色花を多数つけます。白色の花弁に似た、がく片は4枚、花弁は無く、雄しべと子房は多くあります。
果実は種子状で平たく倒卵形でミカン色で、花の後の雌しべの花柱(かちゅう)が伸びて果実に残り、長さ3cmらいになって羽毛状になり、風で飛散して繁殖します。
茎や葉の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れると炎症を起す有毒植物です。

和名は痩果に付く綿毛を仙人の髭に見たてたことに由来します。別名が「ウマクワズ(馬食わず)」、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことから言われています。

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撮影:2019年9月6日 京都府立植物園にて

名称:センニンソウ(仙人草)
科:キンポウゲ科 センニンソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性半低木
原産地(分布):日本、朝鮮半島、中国、台湾
品種名:
草丈/樹高:~100cm
開花期:8~9月
花色:白色
その他:別名 馬食わず(うまくわず)


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クヌギ(椚) [落葉樹]

本州(青森を除く)から九州までの広い範囲に自生するブナ科の落葉高木。日本に限らずアジア東北部からヒマラヤにかけて分布するが、「国の木」が語源とされるほど日本人には馴染みが深く、古事記や万葉集にもその名が登場する。漢字表記は椢、橡、椚、椡、栩、櫪、櫟など数多いのも日本人と深い関係がみられることなのかな?。
 切り倒しても20年ほどで元どおりになるという再生力の高さから木炭やシイタケの原木として人間に利用されるようになりました。その樹液は言わずと知れたカブトムシやクワガタの大好物ですね。
花は雌雄別の風媒花で4~5月頃に咲きます。雄花は黄色い10cmほどの房状に小さな花をつけます。雌花は葉の付根に非常に小さい赤っぽい花をつけます。
 花は、ソメイヨシノが咲くころに穂状の花を咲かせ、開花中に新葉を展開させます。花は多少の風でも花粉を飛ばすため、辺りが黄色くなるほどです。また花自体もほどなく落下し、地面を黄色(薄茶色)に覆いつくします。
葉っぱは、トゲトゲが目立つます。
実は花の翌年の秋に成熟し、もじゃもじゃの太毛に囲まれていてふつうのドングリとはちょっと雰囲気が違います。コナラ属の中では最も大きく、「オカメドングリ」との通称もあります。

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撮影:2019年4月9日 京都市伏見区にて

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撮影:2020年7月23日 京都市伏見区にて

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撮影:2019年9月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月12日 京都府立植物園にて

名称:クヌギ(椚)
科:ブナ科 コナラ属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):本州(青森を除く)から九州、アジア東北部からヒマラヤ
品種名:
草丈/樹高:15~20m
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:


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