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ノイバラ(野茨) [つる性]

ノイバラは、日本や朝鮮半島に自生する、バラ科のつる性落葉低木です。日本では、沖縄県以外の山や野原でみることができます。バラの中でも生命力が強く丈夫な種類で、品種改良や貴重なバラの品種を増やすための台木として使われることでも有名です。別名、ノバラとも呼ばれます。
樹高1~3mに生長し、5~6月頃に白や薄紅色の花を咲かせ、その後赤い実をつけます。花びらは5枚で、一般的に知られるバラとはイメージが異なります。
夏になるとつく赤い実は、「営実(エイジツ)」と呼ばれる生薬で、便秘薬や利尿薬として利用されるほか、吹き出物にも効果があるとされ、化粧品の成分として活用されてきました。また、南米・チリ産のノイバラの実は、「ローズヒップ」と呼ばれ、ハーブティーやローズヒップオイルの原料にも利用されているようです。

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撮影:2019年5月20日 京都府立植物園にて

名称:ノイバラ(野茨))
科:バラ科・バラ属
園芸分類:
形態:落葉つる性低木
原産地(分布):日本、朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:1~3m
開花期:5~6月
花色:白、淡紅
その他:ノバラ(野薔薇)とも


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タニウツギ(谷空木) [花木]

タニウツギは本州の日本海側に分布し、和名の由来は谷などに多く自生していることによります。花は紅色から淡紅色で、漏斗状で花びらは5枚、満開期は枝が垂れるほどで、花冠の先端ほど紅色が薄くなります。
本種を含めタニウツギ属には、世界(北アメリカ、中国、朝鮮半島、日本)で約12種が分布しています。そのうち日本にはオオベニウツギ、ハコネウツギなど約10種が自生しています。
田植えの時期に花が咲くので「田植え花」とも言われます。

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

名称:タニウツギ(谷空木)
科:スイカズラ科 タニウツギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本(北海道から本州)
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:5~6月
花色:赤色、ピンク色
その他:別名 「田植え花」


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ラグラス [草花]

和名は「ウサギノオ(兎の尾)」と呼ばれます。
ふっくらとした丸みのある穂がかわいらしい、1属1種の一年草です。属名のラグラスは「野ウサギのしっぽ」という意味となります。和名の意味も「ウサギの尾」、英語名もラビットテール・グラスとなります。
草丈40~60cmの高性種と、草丈20~40cmくらいの矮性種があります。高性種は穂の長さが5cmくらい、矮性種は3cmくらいです。葉は明るい緑色でうぶ毛に覆われて柔らかく、こんもりと茂って、大株になると50本くらいの花が立ってきます。
通常は秋にタネをまいて、翌春の春から初夏に開花します。

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

名称:ラグラス
科:イネ科 ラグラス属
園芸分類:草花
形態:一年草
原産地(分布):地中海原産
品種名:
草丈/樹高:10~40cm
開花期:4~7月
花色:白色
その他:和名 ウサギノオ(兎の尾)


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