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カマツカ(鎌柄) [落葉樹]

本州、四国及び九州の低山や丘陵地帯に自生するバラ科の落葉小高木となります。新葉の展開と一緒に、枝の先に複散房花序を出す。4~5月にリンゴに似た可憐な花を咲かせます。花は五弁で20個ほどがまとまって枝先に咲きます。
果実はナシ状果、7~9mmの楕円形で、先に萼片が残ります。秋には赤く熟し、果柄には、褐色のイボ状の皮目が多いのが特徴となります。
材が非常に堅く、鎌の柄に使われたことからカマツカと名付けられました。別名の「牛殺し」は、この材で牛の鼻木を作ったためとする説、これを用いて鼻輪用の穴を開けたとする説、枝と枝の間に牛が角を入れると抜けられなくなるためとする説など様々あるようです。

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撮影:2019年5月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2024年1月6日 京都府立植物園にて

名称:カマツカ(鎌柄)
科:バラ科 カマツカ属
園芸分類:
形態:落葉広葉低木
原産地(分布):本州、四国、九州、朝鮮、中国、タイ
品種名:
草丈/樹高:2~5m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名「牛殺し」


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コバンモチ(小判黐) [常緑樹]

 コバンモチは紀伊半島以西の太平洋沿岸地域に生育する常緑広葉樹。
花は、雌雄異株で花期は5~6月となります。前年枝の葉腋から長さ4~6㎝の総状花序を出し、淡緑色の花を十数花、下向きに咲かせます。萼片と花弁は5個、花弁の上端には3~5個の歯牙があり、両面に毛を散生となります。
核果は、長さ1㎝ほどの楕円形、秋から冬にかけて熟し、黒紫色となります。
和名のコバンの名前は、葉が小判の形にに見えることからです。

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撮影:2019年5月17日 京都府立植物園にて

名称:コバンモチ(小判黐)
科: ホルトノキ科 ホルトノキ属
園芸分類:
形態:常緑高木
原産地(分布):紀伊半島以西~琉球列島~台湾
品種名:
草丈/樹高:5~7m
開花期:5~6月
花色:淡緑色
その他:


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シロバナコバノタツナミ(白花小葉の立浪) [山野草]

タツナミソウより草丈や葉が、小さいのが特徴で、葉と茎には短毛が密生し葉は対生となります。
花期は4~5月、茎頂に長さ約5cmの花穂を出し、同じ方向に白色の唇形花を多数つけ、その様子は、寄せる波のように見えます。
果実は分果で、突起が密にあります。実が熟すと萼の上唇が落ち、受け皿の様に下唇が残ります。

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撮影:2019年5月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年5月27日 京都府立植物園にて

名称:シロバナコバノタツナミ(白花小葉の立浪)
科:シソ科 タツナミソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態: 多年草(宿根草)
原産地(分布):日本、朝鮮半島、中国、インドシナ
品種名:
草丈/樹高:10~20cm
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 シロバナビロードナミキ


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