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ハエドクソウ(蠅毒草) [山野草]

茎の高さは50~70cmになり、直立し上部は枝分かれします。茎には下向きの短毛が生え、葉は対生し、長い葉柄をもち、葉身は卵円形または長楕円形となります。葉の両面、とりわけ葉脈上に毛が生え、縁にはあらい鋸歯があります。
花期は7~8月。茎の先または葉腋から出る枝先に細長い穂状花序を出し、対生する花をまばらにつけます。花穂の長さは10~20cmになり、花は小さな苞ごとに1個ずつつけます。
萼は先端が唇形となる筒状で、花冠は白色または淡桃色を帯び、筒状で先端は唇形、上唇は浅く2裂し下唇は3裂して広く開きます。
果実は蒴果で、萼の先の刺状の歯が成長し、人や動物などにくっついて運ばれます。
日本では1科1属1種の孤独な存在です。 ただ、日本各地から東アジアの温帯~暖温帯に広く分布しています。
名前の由来 は、蠅(ハエ)取り紙や便所のウジ殺しなどに使ったことから「蠅毒草」の名があります。

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撮影:2018年10月17日 京都府立植物園にて

名称:ハエドクソウ(蠅毒草)
科:ハエドクソウ科 ハエドクソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):日本各地から東アジアの温帯~暖温帯
品種名:
草丈/樹高:50~70cm
開花期:7~8月
花色:淡桃色
その他:有毒植物


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