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タニワタリノキ(谷渡りの木) [花木]

初夏~晩秋にかけて、球状の珍しい花を咲かせます。
山地の谷間や湿地帯に自生する低木で、名の由来は隣の谷地に向かって枝を伸ばしていく姿からのようです。
長い柄の先に小さな淡黄色花を多数球状につけます。花冠は筒状漏斗(ろうと)形で、長さ0.4cmほど、花柱は花冠より長く突き出て、柱頭は頭状です。その形が何ともユニークで、別名の「人工衛星の木」というネーミングも頷けます。

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撮影:2018年6月22日 京都府立植物園にて

名称:タニワタリノキ(谷渡りの木)
科:アカネ科 タニワタリノキ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):九州南部~東南アジア
品種名:
草丈/樹高:
開花期:7~9月
花色:淡黄色
その他:その他の名前:人工衛星の木、サワワタリ(沢渡り)


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ワタナベソウ(渡辺草) [山野草]

愛媛県、高知県、九州の深山の林内に生える高さ40~60cmの多年草となります。
ヤワタソウに似ていますが、根生葉は7~9個に中深裂し、裂片は幅が狭いのが特徴のようです。発見者渡辺協氏への献名としてワタナベソウとなっているそうです。
地名が付く植物は多いのですが、人の名前が付くのは珍しいですね。

献名(けんめい)とは生物の命名に際して特定の人物の名前を織り込むこと。

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撮影:2021年7月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月22日 京都府立植物園にて

名称:ワタナベソウ(渡辺草)
科:ユキノシタ科 ヤワタソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):愛媛県、高知県、九州
品種名:
草丈/樹高:40~60cm
開花期:6~7月
花色:白色
その他:


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トビシマカンゾウ(飛島萓草) [草花]

本州の佐渡、飛島の海岸近くに自生する多年草です。
名前のトビシマ(飛島)は、最初に発見した自生地から、トビシマカンゾウの名になったとのことです。
茎先に濃い黄橙色の花被片は6枚の花を咲かせます。
葉は幅広い線形で、根際から生えます。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)となります。
大佐渡の北の海に突出する亀形の大岩塊「大野亀」では、トビシマカンゾウの日本一の大群落が見られます。
佐渡ではトビシマカンゾウを「ヨーラメ」と呼び、ヨーラメの「ヨー」は魚のことで、「ラメ」は卵をはらむことを言います。
この花咲けば海活きかえり魚生きかえると紹介されていました。

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撮影:2018年6月22日 京都府立植物園にて

名称:トビシマカンゾウ(飛島萓草)
科:ユリ科 ワスレグサ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):山形県酒田市の北西にある飛島と新潟県の佐渡島のみに分布
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:5~6月
花色:黄色、オレンジ
その他:


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アルゲモネ・アルバ [草花]

北米西部から南部、さらにメキシコなどに分布します。草丈は約70cm。葉は羽状に分裂し、強刺があります。花径は約7cmで、雄しべの柱頭の先が赤いのが特徴です(ここが可愛い!)。果実は有刺の蒴果です。また茎や葉を傷つけると有毒の黄色い汁を出します。全草に有毒なアルカロイドを含んでいるそうです。

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撮影:2018年6月22日 京都府立植物園にて

名称:アルゲモネ・アルバ
科:ケシ科 アザミゲシ属
園芸分類:
形態:一年草
原産地(分布):北米西部から南部、さらにメキシコ
品種名:
草丈/樹高:70cm位
開花期:6~9月
花色:白色
その他:


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