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ケハギ(毛萩) [花木]

ミヤギノハギ の変種で、茎や花序に毛が生えます。野生のハギの中で最も花が大きいといわれ、葉はマルバハギ のように丸い形になります。別名のサミダレハギ(五月雨萩)は、5月頃から咲き始めることから呼ばれています。
花は、枝先の葉腋から長い柄の総状花序を出し、紅紫色の蝶形となります。
果実は扁平な豆果で、先が細長く尖った円形?楕円形で、種子が1個だけ入ります。

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撮影:2022年6月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月11日 京都府立植物園にて

名称:ケハギ(毛萩)
科:マメ科 ハギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本(本州の日本海側の多雪地)
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~10月
花色:紅紫色
その他:ダルマハギ(達磨萩)とも呼ばれます


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キハギ(木萩) [花木]

マメ科の落葉低木で、花はヤマハギより小さく、長さ7~8mmほど。葉腋から総状花序を出し、淡紫白色の小さな蝶形花を付けます。花期は長く、6月ころから咲き始め、10月くらいまで咲き続けます。
ほかのハギとは生育地をやや異にし、半日陰の林の中や、尾根筋(すじ)の岩の上などに普通にみられます。
ヤマハギ 、ミヤギノハギ 、マルバハギなどと違い、乳白色に紫色の斑が入った花が特徴です。また、枝が他のハギより茶色く木質化していることから、この名前がついたとも!。

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撮影:2018年6月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年9月26日 京都府立植物園にて

名称:キハギ(木萩)
科:マメ科 ハギ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州、四国、九州。中国、朝鮮。
品種名:
草丈/樹高:1~3m
開花期:6~9月
花色:淡紫白色
その他:


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コマツナギ(駒繋ぎ) [山野草]

コマツナギは、日当たりの良い、原野、道端などに生える草本状の小型の低木です。
夏から秋にかけて葉腋から花柄を出し、長さ3cmばかりの総状花序をつけ、紅紫色の美しいチョウ状の花を咲かせます。
茎や根が丈夫で引っこ抜きにくく、駒(馬)を茎につなげておくこともできることからこの名前になったと言われています。

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撮影:2018年6月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月21日 京都府立植物園にて

名称:コマツナギ(駒繋ぎ)
科:マメ科 コマツナギ属
園芸分類:
形態:落葉小低木
原産地(分布):本州から九州、朝鮮半島、中国
品種名:
草丈/樹高:60~90cm
開花期:7~9月
花色:紫色
その他:


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トウサイカチ [落葉樹]

中国原産の落葉樹で樹高は約15m、樹幹から灰褐色で円柱形の刺針があります。刺針は枝分かれし、その先は鋭くとがるとのことですが、ここ京都府立植物園のトウサイカチは刺が少ない種類なのかな?。
花期は5~6月で花弁4枚の白色から淡黄白色の花を総状花序につけます。豆果は長さ12~30cm、幅2~4cm、扁平な披針形、10月ごろに表面黒褐色となり、粉白色におおわれる。
類似のサイカチの花は、ほとんど花柄がないが、トウサイカチは花柄の先につく。 サイカチの豆果は扁平にねじれるが、トウサイカチはねじれません。
名前の由来は、トウは唐で、中国産のことです。サイカチは、古名の西海子(さいかし)に由来しているとのことです。

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撮影:2018年6月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年1月8日 京都府立植物園にて

名称:トウサイカチ
科:マメ科 サイカチ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):中国原産
品種名:
草丈/樹高:15m
開花期:5~6月
花色:淡黄白色
その他:別名 シナサイカチ


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ノラニンジン(野良人参) [山野草]

越年草または2年草。茎が細く分岐し、ニンジンのような形の白色の主根を地中深く伸ばす。1年目は、細かい切れ込みが入った葉をロゼット状に広げ、2年目になると60cm以上の花茎を伸ばします。成植物は茎が中空で、つぶすとニンジンのような匂いがあるとか。
葉は互生で、羽状深裂し裂片は細い線形です。花柄のもとは鞘となって茎を抱きます。主茎または分岐した茎の先端に白い小さな花が密生した、皿状または傘状の複散形花序を咲かせます。
強健で繁殖力が強く、日本全土に帰化しています。田畑、草原、空地などに自生しているそうです。
花は白色と紹介されていますが、咲き始めは白色でその後どんどんと色が変化するように見えます。
「ノラニンジン」の名はもちろん「野良人参」の意で、野良犬、野良猫を持ち出すまでもなく、いかにもたくましそうな印象ですね。

ノラニンジンは栽培種が逃げだして野生化したものとされていますが、素人目にはその逆で、ノラニンジンこそが栽培ニンジンの野生種ではないかと、そんな風に思えるのですが。

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撮影:2018年6月12日 京都府立植物園にて

名称:ノラニンジン(野良人参)
科:セリ科 ニンジン属
園芸分類:
形態:1年草、または2年草
原産地(分布):西アジア、地中海沿岸
品種名:
草丈/樹高:50~150cm
開花期:7~9月
花色:
その他:


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エゾキスゲ(蝦夷黄菅) [山野草]

海岸に近い草地などに生え、茎の高さは50~80cmほど。茎は直立し、株立となります。
花は黄色で、直径7~8cm。北海道以北に育つニッコウキスゲやユウスゲの仲間になります。
花被片は内と外に3個ずつ、花筒は長さ2~3cm。夕方から開花し、翌日の午後に閉じます。
和名は北海道に咲き、花が黄色く、葉がスゲの葉に似て細長いことに由来するという。網走と知床の中間に位置する小清水原生花園は、エゾキスゲの群生地として知られます。

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撮影:2022年6月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月28日 京都府立植物園にて

名称:エゾキスゲ(蝦夷黄菅)
科:ユリ科 ワスレグサ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):北海道に分布
品種名:
草丈/樹高:50~80cm
開花期:6~8月
花色:黄色
その他:


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オオバギボウシ(大葉擬宝珠) [山野草]

湿った山地の草原、高層湿原の周辺、湿った林床などに生育する多年草となります。
花は、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、下から順に開花します。
花の色は白ないし淡い紫色で、やや下向きに咲き、一日花で、朝咲いて午後にはしぼみます。
葉は根際から生え、柄があり、形は大きな卵形で、弧を描くように走る葉脈が目立ちます。
長さは30~40cmくらいあり、つけ根の部分は心形で先は尖ります。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、種子には翼があります。

「擬宝珠」というのは、橋の欄干に付ける葱坊主のような形をした装飾のことです。
蕾の形が似ているというので「擬宝珠」の名がつけられたようです。
若芽はウルイと呼ばれ山菜として利用され、ぬめりがあってクセもなく美味とのことです。
別名をトウギボウシという。

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撮影:2022年6月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月14日 京都府立植物園にて

◇果実
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撮影:2018年7月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年12月24日 京都府立植物園にて

名称:オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
科:ユリ科 ギボウシ属
園芸分類:山野草
形態:多年草
原産地(分布):北海道から九州
品種名:
草丈/樹高:50~100cm
開花期:6~8月
花色:白色、淡い紫色
その他:別名は、トウギボウシ


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マテバシイ(馬刀葉椎) [常緑樹]

日本固有の大きなドングリがなる木で、房総半島半部から沖縄までの比較的温暖な地に育ちます。
花は、5~6月頃、黄褐色の10cm程度の雌雄花穂を結び。雄花は皿状の花被から長い12本の雄蕊が突き出ます。雌花は三つに分かれた雌蕊があります。
実はいわゆるドングリ(堅果)で、長さが2~3cmになります。殻斗(帽子)は総苞片が瓦状(ツブツブ状)に並びます。
マテバシイはコナラ属と異なり、一つの花軸に多くの雌花をつけるので、ドングリも穂状に結果します。また成熟は翌年の秋のため花の時期に若い実を見ることができます。
ドングリは、アクが少なく食べることもできますが、あまり美味しくはないようです。しばらく待てば(マテバ)、シイの実のように美味しくなるという意味でマテバシイと名付けられたという説があるそうです。

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撮影:2018年6月13日 京都府立植物園にて

名称:マテバシイ(馬刀葉椎)
科:ブナ科 マテバシイ属
園芸分類:
形態:常緑広葉高木
原産地(分布):日本固有種
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:5~6月
花色:黄褐色
その他:


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クリ(栗) [果樹]

雌雄異花で、いずれも5~6月に開花します。雄花は穂状で斜めに立ち上がり、全体にクリーム色を帯びた白で、個々の花は小さいものの目を引きます。また、香りが強く非常によく昆虫が集まります。ブナ科植物は風媒花で花が地味のものが多いですが、クリやシイは虫媒花となっています。一般に雌花は3個の子房を含み、受精した子房のみが肥大して果実となります。
9~10月頃に実が成熟すると自然にいがのある殻斗が裂開して中から堅い果実(堅果であり種子ではない)が1 ~ 3個ずつ現れます。果実は単に「クリ(栗)」、または「クリノミ(栗の実)」と呼ばれ、普通は他のブナ科植物の果実であるドングリとは区別されます。
栗の実やイガイガには注目があるまりますが、花に注目することは少ないですね。


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撮影:2018年6月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月24日 京都府立植物園にて

名称:クリ(栗)
科:ブナ科 クリ属
園芸分類:
形態:落葉性高木
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~6月
花色:白色
その他:



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アメリカハナズオウ ‘シルバークラウド’ [花木]

アメリカハナズオウ ”シルバークラウド”はアメリカハナズオウの園芸品種で、斑入りの葉が美しい品種です。
カラーリーフの中でも、斑入りの葉が特に美しい品種です。新芽は淡桃色。後に白色。後に中心部から徐々に緑色にと葉が移ろいます。
アメリカハナズオウは株立ちに育つハナズオウと違い、一本立ちの落葉小高木です。
枝を水平方向に伸ばす独特な樹形で、美しい葉も相まって、シンボルツリーに最適と紹介されています。
新葉の展開前の4月に、蝶型の花を咲かせます。
何とも葉の綺麗な変化が素敵です。

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撮影:2018年4月10日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月13日 京都府立植物園にて


▼アメリカハナズオウの果実
花後にはマメ科の植物らしい果実が実ります。
果実は長さ6~9㎝、幅1~1.5㎝程度の大きさで、熟すと茶色になります。
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▼アメリカハナズオウの葉の様子
葉は互生し、長さ、幅共に3~15㎝程度のハート形~広卵形で、葉裏には微細な毛が生えています。
園芸品種では、赤紫色や黄金葉、斑入りの品種などがあります。
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撮影:2020年6月17日 京都府立植物園にて


名称:アメリカハナズオウ ‘シルバークラウド’
科:マメ科 ハナズオウ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉小高木
原産地(分布):園芸品種
品種名:
草丈/樹高:2~6m
開花期:4月
花色:ピンク
その他:


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