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ネコヤナギ(猫柳) [落葉樹]

山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、ヤナギの1種です。
北海道~九州までの河川の水辺で見られ、早春に川辺で穂の出る姿は美しい。他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物ともみなされています。暖かく湿潤な環境を好み、他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育ちます。根元からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増えます。葉は細い楕円形でつやがありません。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばします。
花期は2~4月。雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かす。花の高さは3mほどです。
銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによります。
別名は、「狗尾柳」(えのころやなぎ) 花を小犬の尾にたとえたとのことです。

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撮影:2018年2月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年2月28日 京都府立植物園にて


◇ネコヤナギの花穂をマクロでみると、不思議な花の集まりが見えます。
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撮影:2018年3月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月1日 京都府立植物園にて

名称:ネコヤナギ(猫柳)
科:ヤナギ科 ヤナギ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):北海道から九州にかけて分布。海外では、朝鮮半島、中国にも分布。
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:2~4月
花色:白色
その他:


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