SSブログ

ナノハナ(菜の花) [野菜]

菜の花(なのはな)は、アブラナ科アブラナ属の花の総称となります。特にアブラナまたはセイヨウアブラナの別名としても用いられます。
現代の日本では、菜種油採取用のアブラナ畑はあまり見られなくなりましたが、その他のアブラナ属の野菜も黄色い「菜の花」を咲かせるため、その種子採取用の畑が菜の花畑として親しまれています。

野菜(菜っ葉)の花”という意味から「菜の花」になり、おひたしや和え物(あえもの)として食べられます。
菜の花の別名。
「花菜」(はなな)、「菜花」(なばな)、「菜種」(なたね)
菜の花が咲く頃に降り続く雨を ”菜種梅雨(なたねづゆ)”といいます。



ナノハナ-11(20200114).jpg ナノハナ-12(20200114).jpg ナノハナ-13(20200114).jpg ナノハナ-14(20200114).jpg ナノハナ-15(20200114).jpg

撮影:2020年1月14日 京都府立植物園にて

名称:ナノハナ(菜の花)
科:アブラナ科 アブラナ属
園芸分類:
形態:一年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:2~5月
花色:黄色
その他:


nice!(3)  コメント(4) 

フキ(蕗) [山野草]

山では沢や斜面、河川の中洲や川岸、林の際などで多く見られるものです。郊外でも河川の土手や用水路の周辺に見られ、水が豊富で風があまり強くない土地を好み繁殖します。
茎は地上には伸びず、地中で地下茎(生姜やアヤメのような根塊)となり横に伸び、地下茎が地表に剥き出しになると光合成のため緑色に変色します。
早春、葉の伸出より先に花茎が伸び出します。これを蕗の薹(フキノトウ)と呼んでいます。雌雄異花であり、雌花は受粉後、花茎を伸ばし、タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばします。開花時の草丈は5~10cmですが、結実時の草丈は80cmになるものもあるます。

春の代表的な山菜で、花が咲く前の柔らかい花芽は、天ぷらにするとおいしい。

フキノトウ-9(20180411).jpg フキノトウ-10(20180411).jpg フキノトウ-11(20180411).jpg
撮影:2018年4月11日 京都府立植物園にて

フキノトウ-7(20180328).jpg フキノトウ-8(20180328).jpg
撮影:2018年3月28日 京都府立植物園にて

フキノトウ-1(20180213).jpg フキノトウ-2(20180213).jpg フキノトウ-3(20180213).jpg フキノトウ-4(20180213).jpg
撮影:2018年2月13日 京都府立植物園にて

フキノトウ-5(20180224).jpg
撮影:2018年2月24日 京都府立植物園にて

フキノトウ-6(20180227).jpg
撮影:2018年2月24日 京都府立植物園にて

フキノトウ-12(20190124).jpg フキノトウ-13(20190124).jpg
撮影:2019年1月24日 京都府立植物園にて

フキノトウ-21(20200313).jpg フキノトウ-22(20200313).jpg フキノトウ-23(20200313).jpg フキノトウ-24(20200313).jpg フキノトウ-25(20200313).jpg
撮影:2020年3月13日 京都府立植物園にて

名称:フキ(蕗)
科:キク科 フキ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):日本原産
品種名:
草丈/樹高:
開花期:2~3月
花色:黄色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

オオミスミソウ(大三角草) [山野草]

雪割草の一つであるオオミスミソウは、落葉樹(コナラ、カシワ等)が生育している中に、常緑樹(ヒメアオキ、シラカシ等)が点在しているようなところに自生しています。開花中から葉が固まるまでには日が充分にあたり、梅雨明け頃までには落葉樹の葉が茂り程よく日よけになり、夏場でも涼しく過ごせ、秋になり木々の葉が落葉し、冬には雪で寒さから守られるような所で育ちます。
葉は浅く3裂するので、全体としては三角状をした特徴的な形をしており、これがミスミソウ(三角草)の由来となります。オオミスミソウは、名前の通りミスミソウよりも葉や花が大きい上に花色も白色、淡紅色、濃紫色、淡紫色などの変異があり、春まだ浅い山の斜面に鮮やかな花を咲かせます。

オオミスミソウ-1(20180215).jpg オオミスミソウ-2(20180215).jpg オオミスミソウ-3(20180215).jpg オオミスミソウ-4(20180215).jpg
撮影:2018年2月15日 京都府立植物園にて

名称:オオミスミソウ(大三角草)
科:キンポウゲ科 ミスミソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:20cm程度
開花期:3~4月
花色:
その他:別読み: ユキワリソウ(雪割草)


nice!(3)  コメント(0) 

カマツカコケモモ(鎌柄苔桃) [常緑樹]

葉は長さ1cm前後程度の卵形で光沢があり、全縁、円頭で枝に互生しています。4~6月頃に径1cm程度の白い5弁花をつけます。秋に果実は赤熟します。実の径は5mm程度となります。
別名にハイシタン(這紫檀)とあるように、枝はよく分枝をし、水平方向に伸びます。刈り込みに耐える性質を有することから、その特徴を生かして、ロックガーデンや小物盆栽等に仕立てられることの多い樹種です。
名前の由来は、実はカマツカ、葉はコケモモに似ていることから

カマツカコケモモ-31(20220510).jpg カマツカコケモモ-32(20220510).jpg カマツカコケモモ-33(20220510).jpg カマツカコケモモ-34(20220510).jpg カマツカコケモモ-35(20220510).jpg カマツカコケモモ-36(20220510).jpg
撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

カマツカコケモモ-11(20201105).jpg カマツカコケモモ-12(20201105).jpg カマツカコケモモ-13(20201105).jpg カマツカコケモモ-14(20201105).jpg カマツカコケモモ-15(20201105).jpg カマツカコケモモ-16(20201105).jpg カマツカコケモモ-17(20201105).jpg カマツカコケモモ-18(20201105).jpg カマツカコケモモ-19(20201105).jpg
撮影:2020年11月5日 京都府立植物園にて

カマツカコケモモ-1(20180208).jpg カマツカコケモモ-2(20180208).jpg カマツカコケモモ-3(20180208).jpg
撮影:2018年2月8日 京都府立植物園にて

カマツカコケモモ-21(20200210).jpg カマツカコケモモ-22(20200210).jpg カマツカコケモモ-23(20200210).jpg カマツカコケモモ-24(20200210).jpg カマツカコケモモ-25(20200210).jpg カマツカコケモモ-26(20200210).jpg
撮影:2022年2月10日 京都府立植物園にて

名称:カマツカコケモモ(鎌柄苔桃)
科:バラ科 シャリントウ属
園芸分類:常緑小低木
形態:
原産地(分布):台湾
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4~6月
花色:白色
その他:別名 這紫檀(ハイシタン)


nice!(1)  コメント(0) 

セリバオウレン(芹葉黄蓮) [山野草]

春の訪れを告げる植物の一つです。
林縁や疎林の林床に自生する多年草です。針葉樹林の林床を好むようです。
花(果実)時に高さ20~30cmほどになります。全草に有毒成分を含みます。
花茎の先で花柄を分けて、3個ほどの花を横向き~斜め上向きに平開します。
花には、雄蕊だけがある雄花と雄蕊と雌蕊がともにある両性花がありますが、花が小さいこともあって見た目での区別は難しい。
花径は1cmほどです。花色は、白色~ごく淡い紫色です。
花を一見すると重弁のキクの花のように見えます。これは、花弁状の(細い)披針形のガク片と、その内側にあるガク片の半分ほどの長さの細い披針形の花弁、さらに多くのオシベが重なっていることによります。
一番外側(花の基部側)に、最も長い5~6枚のガク片があり、花弁状に色づきます。その内側に10枚ほどの花弁があります。花弁の長さは外側のガク片の半分以下です。さらにその内側に10本内外のオシベがあります。

「オウレン」の名は、生薬名「黄連」からのものです。生薬としての漢名が「黄連」で、中国大陸に自生する「シナオウレン」の根茎を乾燥させたものです。古くから健胃整腸薬などとして用いられてきています。
江戸時代までは植物としての和名は「加久末久佐(カクマクサ)」であったと考えられています。
日本でも薬用に栽培されることがあり、その根茎はやはり黄連と呼ばれます。主にセリバオウレンが栽培されるようです。

セリバオウレン-21(20220307).jpg セリバオウレン-22(20220307).jpg セリバオウレン-23(20220307).jpg セリバオウレン-24(20220307).jpg セリバオウレン-25(20220307).jpg セリバオウレン-26(20220307).jpg セリバオウレン-27(20220307).jpg セリバオウレン-28(20220307).jpg セリバオウレン-29(20220307).jpg セリバオウレン-30(20220307).jpg セリバオウレン-31(20220307).jpg
撮影:2022年3月7日 京都府立植物園にて

セリバオウレン-11(20190215).jpg セリバオウレン-12(20190215).jpg セリバオウレン-13(20190215).jpg セリバオウレン-14(20190215).jpg セリバオウレン-15(20190215).jpg セリバオウレン-16(20190215).jpg

撮影:2019年2月14日 京都府立植物園にて

セリバオウレン-41(20220502).jpg セリバオウレン-42(20220502).jpg セリバオウレン-43(20220502).jpg
撮影:2022年5月2日 京都府立植物園にて

オウレンには、3変種があり、葉の形状で区別するそうです。複葉の葉の形が1回3出複葉のものをキクバオウレン、2回3出複葉のものをセリバオウレン。さらに、3回3出複葉のものをコセリバオウレンに分類されるそうです。単にオウレンというのはキクバオウレンを指すようです。
セリバオウレン-17(20190215).jpg


オウレン(黄蓮)←こちらでご確認ください!

名称:セリバオウレン(芹葉黄蓮)
科:キンポウゲ科 オウレン属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:20~30cm
開花期:2~3月
花色:白色~ごく淡い紫色
その他:


nice!(3)  コメント(0) 

セツブンソウ(節分草) [山野草]

セツブンソウは関東地方以西の主に太平洋側に多く見られ、古くより節分のころに花が咲くのでこの名前があります。
石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面などにまとまって自生します。凍てつくような真冬に芽を出して花を咲かせ、後に葉を茂らせ、木々の新緑がまぶしくなる晩春には茎葉が枯れて地下の球根(塊茎)の状態で秋まで休眠に入ります。
花径2cmほどの白い可憐な花を咲かせます。白い花弁に見える部分はガク萼片で、淡紫色の葯と、退化した花弁が二裂し、その先端につく黄色い蜜線が目立ちます。
ときに大群落を形成し、一面に白い花を咲かせる「春植物」ですが、近年は開発や盗掘のために激減し、各地で保護が始まっています。

セツブンソウ-21(20210129).jpg セツブンソウ-22(20210129).jpg セツブンソウ-23(20210129).jpg セツブンソウ-24(20210129).jpg セツブンソウ-25(20210129).jpg
撮影:2021年1月29日 京都府立植物園にて

セツブンソウ-17(20180323).jpg セツブンソウ-18(20180323).jpg
花の後に注目!
撮影:2018年3月23日 京都府立植物園にて

セツブンソウ-11(20180224).jpg セツブンソウ-12(20180224).jpg セツブンソウ-13(20180224).jpg セツブンソウ-14(20180224).jpg セツブンソウ-15(20180224).jpg セツブンソウ-16(20180224).jpg
撮影:2018年2月24日 京都府立植物園にて

セツブンソウ-31(20220323).jpg セツブンソウ-32(20220323).jpg セツブンソウ-33(20220323).jpg セツブンソウ-34(20220323).jpg
撮影:2022年3月23日 京都府立植物園にて

名称:セツブンソウ(節分草)
科:キンポウゲ科 セツブンソウ属
園芸分類:球根,山野草
形態:多年草
原産地(分布):関東地方以西の本州
品種名:
草丈/樹高:10~20cm
開花期:2月~4月上旬
花色:白色
その他:


nice!(2)  コメント(0) 

キチジョウソウ(吉祥草) [山野草]

楚々とした味わいのある花で、涼しくなってくる秋に咲かせます。地際から穂状の薄く紫がのった白い花を咲かせます。花後には根元にヤブランにやや似た穂状花序を出し、下部は両性花、上部は雌蕊のない雄花が混じり、茎は紫色です。花は白い花被が基部で合生し筒状となり、先は6裂して反り返り、6本の雄蕊が突き出し、果実は赤紫色の液果となります。
家に植えておいて花が咲くと縁起がよいといわれるので、吉祥草の名があります。

キチジョウソウ-5(20181005).jpg キチジョウソウ-6(20181005).jpg キチジョウソウ-7(20181005).jpg キチジョウソウ-8(20181005).jpg
撮影:2018年10月5日 京都府立植物園にて

キチジョウソウ-1(20180202).jpg キチジョウソウ-2(20180202).jpg キチジョウソウ-3(20180202).jpg キチジョウソウ-4(20180202).jpg
撮影:2018年2月2日 京都府立植物園にて

キチジョウソウ-9(20200109).jpg
撮影:2020年1月9日 京都府立植物園にて

名称:キチジョウソウ(吉祥草)
科:スズラン科 キチジョウソウ属
園芸分類:
形態:常緑多年草
原産地(分布):日本・東アジア
品種名:
草丈/樹高:25~35cm
開花期:10~11月
花色:白色
その他:


nice!(2)  コメント(0) 

フクジュソウ(福寿草) [山野草]

花期は初春であり、3~4cmの黄色い花を咲かせます。当初は茎が伸びず、包に包まれた短い茎の上に花だけがつきますが、次第に茎や葉が伸び、いくつかの花を咲かせます。この花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引しているそうです。その為、太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)します。葉は細かく分かれます。夏になると地上部が枯れます。つまり初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラルとなります。
 春を告げる花の代表でもあります。そのため元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名があります。
根には強心作用、利尿作用があり民間薬として使われることがあります。しかし、毒性(副作用)も強く素人の利用は死に至る危険な行為とも言われています。薬理作用、毒性共にアドニンという成分によるものと考えられているそうです。


フクジュソウ-11(20180224).jpg フクジュソウ-12(20180224).jpg フクジュソウ-13(20180224).jpg フクジュソウ-14(20180224).jpg フクジュソウ-15(20180224).jpg フクジュソウ-16(20180224).jpg
撮影:2018年2月24日 京都府立植物園にて

フクジュソウ-17(20190311).jpg フクジュソウ-18(20190311).jpg フクジュソウ-19(20190311).jpg
撮影:2019年3月11日 京都府立植物園にて

名称:フクジュソウ(福寿草)
科:キンポウゲ科 フクジュソウ属
園芸分類:山野草
形態:多年草 落葉性
原産地(分布):北海道~本州
品種名:
草丈/樹高:20~30cm
開花期:2月~4月
花色:黄
その他:


nice!(1)  コメント(0)