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ヒカゲノカズラ(日陰の葛) [シダ類]

 ヒカゲノカズラはツル性のシダ植物であり、北海道から九州に分布し、北半球に広く分布しています。和名は日陰の葛ですが、日当たりの悪い場所には生育しません。ある程度の水分は必要ですが、尾根筋や谷筋の鉱物質土壌が露出しているような場所に生育します。
 ヒカゲノカズラは、長く地表を走る茎の所々から根と立ち上がる茎を出します。立ち上がる茎は枝分かれし、密に葉を付けています。6月頃、立ち上がる茎から15cmほどの長い柄のある胞子嚢穂(ほうしのうすい)を出します。葉は線形で先端は膜質の糸状となります。

胞子嚢穂(ほうしのうすい):胞子葉が枝先に多数集まり穂状になったものをいい、シダ植物のなかでも原始的な性質をもつ仲間(ヒカゲノカズラ科、トクサ科、ハナヤスリ目)にみられます。

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撮影:2019年11月21日 京都府立植物園にて

名称:ヒカゲノカズラ(日陰の葛)
科:ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属
園芸分類:
形態:常緑性シダ植物
原産地(分布):日本では沖縄以外、国外では世界の北半球の温帯から熱帯域の高山
品種名:
草丈/樹高:ツル性
開花期:
花色:
その他:


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