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リンドウ(竜胆) [山野草]

本州から四国・九州の湿った野山に自生する秋の山野草の代表的なものです。
春に細い芽が伸びてきて、ササの葉に似た細い葉をつけ、茎は次第に立ち上がります。夏が過ぎると茎は次第に横に倒れ、秋が過ぎたころから、先端に小さな蕾をのぞかせます。蕾は渦状に巻いた状態で、日を追うごとに伸びます。そして、暖かい日ざしのなかで、青紫色で5裂した筒状の花を数輪開きます。花後にはさや状の果実がつき、秋も深まるころには葉が枯れて休眠に入ります。
リンドウ(竜胆)の花は、天気の良いときだけ太陽に向かってまっすぐに開花します。くもりや雨、また夜には花を閉じてしまい咲きません。
リンドウ(竜胆)の葉っぱは細長く笹を少し細くしたような形状です。リンドウ(竜胆)の葉っぱの色は深い緑色をしていて花の美しさを引き立ててくれます。

 リンドウの名前は中国名の「竜胆」に由来します。これは、リンドウの根が漢方薬として有名な「熊胆」と同じくらい苦く、コレに匹敵するのは例えるなら竜の胆くらいしかないんじゃないか、ということで「竜胆」と名付けられ、その音読みの「りゅうたん」が転訛したともいわれます。

古くはえやみぐさ(疫病草、瘧草)とも呼ばれたようです。

花が美しいことから、園芸的改良が盛んで多くの品種が見られ、鉢花や切り花などでも流通しています。


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撮影:2019年10月28日 京都府立植物園にて

名称:リンドウ(竜胆)
科:リンドウ科 リンドウ属
園芸分類:山野草
形態:多年草
原産地(分布):本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:9~10月
花色:青紫色
その他:


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