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センニンソウ(仙人草) [つる性]

主に草地や林の縁など日当たりの良い場所で、つるを樹木などに絡ませて自生するつる性の多年草です。花の咲いている時は遠目でもよくわかるのですが、それ以外の時期は草木に紛れていて存外に見つけにくいです。
葉は羽状複葉で、小葉は卵円形で3~7枚付けます。葉柄で他のものにからみよじ登ります。
花は、8~9月ころ葉脈から円柱花序を出して、白色花を多数つけます。白色の花弁に似た、がく片は4枚、花弁は無く、雄しべと子房は多くあります。
果実は種子状で平たく倒卵形でミカン色で、花の後の雌しべの花柱(かちゅう)が伸びて果実に残り、長さ3cmらいになって羽毛状になり、風で飛散して繁殖します。
茎や葉の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れると炎症を起す有毒植物です。

和名は痩果に付く綿毛を仙人の髭に見たてたことに由来します。別名が「ウマクワズ(馬食わず)」、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことから言われています。

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撮影:2019年9月6日 京都府立植物園にて

名称:センニンソウ(仙人草)
科:キンポウゲ科 センニンソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性半低木
原産地(分布):日本、朝鮮半島、中国、台湾
品種名:
草丈/樹高:~100cm
開花期:8~9月
花色:白色
その他:別名 馬食わず(うまくわず)


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