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トベラ(扉) [常緑樹]

主に枝の先に葉が集まって付きます。葉は倒卵形、互生、主脈は白っぽく、葉全体はつやのある緑色で、周辺部がやや内に巻くように、葉全体が反り返ります。5~6月頃芳香のある白い5弁の花を咲かせます。果実は熟すと3裂し、赤い粘液が付着した種子を多数露出し、これが鳥のくちばしなどに粘着して運ばれるようです。
雌雄異株で4~6月にかけて雄木には雄花を、雌木には雌花を咲かせます。花は白から黄色に変化するという特徴を持ち、微香もありますが、花を楽しむというよりも性質が丈夫であることから、道路沿いの緑化に使われることが多いです。
 花の後には直径1.5cmほどの実がなり、晩秋になると黒く熟して3つに決裂し、中から粘りのある赤い種子が姿を現します。糸を引いたようなグロテスクな種子ですが、小鳥には人気がある用ですね。
 トベラの葉は枝から互い違いに生じ、長さは最大で10cmほど。先端は丸く、縁にギザギザはありません。葉の縁が裏面に反り返るようになるのが特徴。表面には光沢があり、肉厚な葉だが光に透かすと葉脈がよく見えます。

「扉」と書いて、この花の場合”とべら”と読みます。
2月の節分に、この木の枝を扉にはさんで邪鬼を払う風習があったため、「とびらの木」と呼ばれていたのがしだいに変化し略され「とべら」になりました。

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撮影:2021年5月24日 京都御苑にて

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撮影:2019年5月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月22日 京都府立植物園にて

名称:トベラ(扉)
科:トベラ科 トベラ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):東北地方南部以南、韓国、台湾、中国南部
品種名:
草丈/樹高:2~6m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:「海桐花」とも書きます


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