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ハウチワカエデ(羽団扇楓) [落葉樹]

ハウチワカエデ(羽団扇楓)

本州以北の山間に自生するモミジの仲間(北海道を原産地とする説もあるようです)。関東地方では標高1000m以上の高地に見られます。
葉は直径10cmを越すものもあり、日本のモミジでは一番大きい。また、形が、映画や芝居に出てくるような鳥の羽で作った団扇に似ていることから羽団扇楓と名付けられました。
花期は4~6月で、複散房状の花序を有花枝の先端から下垂させます。花は紅紫色で10~15個つき、同じ株に両性花と雄花が生ずる雄性同株です。萼片は長さ6~7mmで暗紅色、花弁は萼片より短く淡黄色でそれぞれ5個、雄花の雄蕊は長さ5mmで8個あり、葯は黄色。両性花の子房には黄白色の軟毛があります。果期は7~9月。果実は翼果で2個の分果からなり、分果の長さは2.5cm程度となります。10~11月に紅葉します。本来は庭木として使用されることが少なかったのですが、秋の紅葉(黄葉)が美しいことから雑木の庭などで使われるようになりました。紅葉は場所や固体によって色が微妙に異なり、環境が良ければ非常にカラフルな景色を作ります。

ハウチワカエデ-1(20180517).jpg ハウチワカエデ-2(20180517).jpg ハウチワカエデ-3(20180517).jpg
撮影:2018年5月17日 京都府立植物園にて

名称:ハウチワカエデ(羽団扇楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉広葉樹 高木
原産地(分布):日本固有種。北海道および本州
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:4~5月
花色:紅紫色
その他:


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