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イタヤカエデ(板屋楓) [落葉樹]

北海道から九州まで日本の広い範囲に分布するカエデの仲間となります。東北地方など寒い場所の山地に多く、大きな五角形の葉が空を覆う様子を、板葺きの屋根に見立ててイタヤカエデと名付けられたようです。
秋に葉が黄色くなるカエデの代表ですが、別名「トキワカエデ(常磐楓)」のとおり基本的には秋季も緑色の葉を保ち、落葉直前のみ黄葉(稀に紅葉)します。
イタヤカエデは生育地が広いため環境による変種が多いようですが、基本的には対になって生じ、ほぼ円形で浅く拳状に裂け、先端が尖り、葉の縁にはギザギザがありません。
カエデの仲間としては花が目立つ樹種で、4~5月頃の芽出し前、枝いっぱいに黄緑色の花を房状に咲かせます。花が目立つため「ハナカエデ」や「ハナノキ」と呼ぶ地方もありますが、本種とは別にハナノキというカエデの仲間があるようです。花の後にできる実には2枚の羽根があり、10月頃に成熟します。

イタヤカエデ-1(20180524).jpg イタヤカエデ-2(20180524).jpg イタヤカエデ-3(20180524).jpg イタヤカエデ-4(20180524).jpg
撮影:2018年5月24日 京都府立植物園にて

名称:イタヤカエデ(板屋楓)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉広葉 高木
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:15~20m
開花期:4~5月
花色:黄緑色
その他:別名 トキワカエデ、ハナノキ、エゾイタヤ、マイタヤ


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