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イイギリ(飯桐) [落葉樹]

本州、四国、九州及び沖縄の山地に自生するイイギリ科の落葉広葉樹です。木の姿がキリに似ていることと、その昔、大きな葉を食器代わりに飯を包むのに使われたことからイイギリ(飯桐)と名付けられました。
葉が大きいことに加え、枝が横へ広がります。このため夏に木陰を作る目的で、人が集まる公園などに使われることが多かったとのことです。
雌雄異株で4~5月ころに開花し、若い枝の先に、円錐花序を下垂させます。雄花は多数の雄しべがあります。雌花は、花柱が3~6本、退化した短い雄しべもあります。花弁のない黄緑色で葉っぱの陰にできる上、木の高い場所で咲くため、あまり目立地ません。そのため今年は見逃しました。
秋(11月ころ)になると雌の木にはブドウのような直径1cmほどの赤い実が垂れ下がります。落葉後も長期間、枝に残り、これを狙って小鳥が集まります。この実がナンテンに似ていることから、別名をナンテンギリと。ちなみにナンテンと同様に白い実の品種もあるようです。

イイギリ-1(20181025).jpg イイギリ-2(20181025).jpg イイギリ-3(20181025).jpg イイギリ-4(20181025).jpg
撮影:2018年10月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月13日 京都府立植物園にて

名称:イイギリ(飯桐)
科:イイギリ科 イイギリ属
園芸分類:
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):本州、四国、九州、沖縄。朝鮮、台湾、中国
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4~5月
花色:黄緑色
その他:実がナンテンに似るとして「南天桐」ともいう


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