SSブログ

ミズキンバイ(水金梅) [湿生植物]

ミズキンバイは他の植物のように直立せずに、地面を這うように面的に生育します。その際、節から植物体の固定のために不定根を、ガス交換のために呼吸根をそれぞれ伸ばします。茎は折れやすく、ひとたび千切れると別個体として振舞う(無性生殖)です。
春から秋にかけて5花弁からなる黄色の一日花を咲かせます。果実は蒴果ですが、成熟してもユリやハナショウブのように果実は裂けず、種子を撒かずにそのまま果実ごと落下します。土壌に埋没した後、数か月をかけて果皮が分解され種子が散布される仕組みです。
和名は花が高山植物のキンバイソウに似て水辺に生えることから。国の絶滅危惧II類に指定されています。

ミズキンバイ-11(20200702).jpg ミズキンバイ-12(20200702).jpg ミズキンバイ-13(20200702).jpg ミズキンバイ-14(20200702).jpg ミズキンバイ-15(20200702).jpg
撮影:2020年7月2日 京都府立植物園にて

ミズキンバイ-16(20211012).jpg
撮影:2021年10月12日 京都府立植物園にて


◇ミズキンバイの果実・・・・
 この果実はこのまま落下し、果皮が分解されて種子が散布されます。
ミズキンバイ-3(20180912).jpg
撮影:2018年9月12日 京都府立植物園にて

名称:ミズキンバイ(水金梅)
科:アカバナ科 チョウジタデ属
園芸分類:抽水性
形態:多年生草本
原産地(分布):在来種  本州、四国、九州、台湾、中国
品種名:
草丈/樹高:50~60cm
開花期:6~9月
花色:黄色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。