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ウバユリ(姥百合) [球根]

日本、千島、サハリンなどに分布し、主に山地の林の下や藪など、薄明るい場所に自生します。ユリ科の植物で、ユリに似た花をつけますが、葉は大きく異なります。本来のユリとは属が異なります(本来のユリはリリウム属、ウバユリはカルディオクリナム属)。
根は茎の下部から多数で、鱗茎(球根)は葉柄の下部がふくれたものです。若苗は根出葉だけですが、年を経て鱗茎が太ると、大きな茎が伸び50~100cmに達し、花をつけます。
つぼみは長さ10cm前後の棒状、花びらは付け根まで大きく6つに裂けていますが大きくは開かず、先端がやや反ったラッパ型になります。 色は緑色がかった白で、花びらの先端や内側の奥の方に赤褐色の斑点があります。長さ4~5cmで楕円形の果実をつけます。扁平な種子には広い膜があり、長さ11~13mmの鈍3角形になります。
漢字を当てると「姥百合」で、姥は老いた女性のことを指します。花が咲く頃に葉がない姿を、『歯(葉)がない=姥』という洒落で付けた名前だと言われています。でも実際には、花が咲く頃にも葉っぱはあります。

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撮影:2018年7月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年7月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年9月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月21日 京都府立植物園にて

名称:ウバユリ(姥百合)
科:ユリ科 ウバユリ属
園芸分類:球根
形態:多年草
原産地(分布):日本、千島、サハリン
品種名:
草丈/樹高:60~100cm
開花期:7~8月
花色:緑白色
その他:


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コメント 2

路渡カッパ

確かに葉っぱも花もユリとは思えないような・・・
まだヒガンバナ科のアフリカ浜木綿の方がユリっぽいですね。
by 路渡カッパ (2018-07-19 12:07) 

すー

★ 路渡カッパさん、こんにちは
ですよね、とてもユリの仲間に見えませんよね!
by すー (2018-07-19 15:25) 

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