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キヌガサタケ(衣笠茸) [菌類]

梅雨時期および秋に、特に竹林を好んで発生することで知られますが、まれに広葉樹の林内にも発生するとのことです。
キヌガサタケのカサは釣鐘型で直径は2、3cmほど。頂の部分に白色の環状の輪があり、そこに孔が開きます。表面はやや細かい網目状で、暗緑色のグレバ(胞子を形成する部分)で覆われています。
カサの内側から伸びたレース状の白い部分は地面まで達しており、キヌガサタケが「キノコの女王」と呼ばれる所以にもなっています。また、縁の部分は多くの場合、直線的な形状をしています。
多くのキノコと異なり、本種の胞子の分散は風によらず、昆虫や陸棲貝類などの小動物によるところが大きいとされ、胞子を含む粘液が放つ異臭は、それらの小動物を引き寄せるべく進化した結果であると考えられているそうです。
中国ではこのキヌガサタケは高級食材で、乾燥品は日本でも販売されています。

キヌガサタケの名前の由来は、一番の特長である、頂部から伸びるレース状の網。「キヌガサ」とは絹を張った柄の長い傘のことで、昔の貴人は外出の際に「絹傘」を後ろからさしかけていました。
その姿に似ていることから、「キヌガサタケ」という名前がついたとされています。

キヌガサダケ-31(20220622).jpg キヌガサダケ-32(20220622).jpg キヌガサダケ-33(20220622).jpg キヌガサダケ-34(20220622).jpg キヌガサダケ-35(20220622).jpg キヌガサダケ-36(20220622).jpg
撮影:2022年6月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年6月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月5日 京都府立植物園にて

名称:キヌガサタケ(衣笠茸)
科:スッポンタケ科 スッポンタケ属
園芸分類:キノコの一種
形態:
原産地(分布):日本(全土)・中国・北米・オーストラリア
品種名:
草丈/樹高:15~25cm
開花期:6~8月
花色:
その他:


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京男

こんにちは。
どんな味がするんだろう・・・。
蒸し物かスープに使うのかも。
by 京男 (2018-06-30 17:34) 

すー

京男さん、おはようございます
中華料理の食材として有名で、暗緑色のグレバ(胞子を形成する部分)は悪臭を放つ為、洗い流して調理し汁物などにして食べるそうです。

どんな味がするのでしょうね!

by すー (2018-07-01 05:10) 

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