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クリハラン [シダ・コケ類]

クリハランは、関東以西~九州に広く見られ林中の渓流近くの湿った岩の上や地上に群落をつくり、根茎は細長く這い、鱗片があり、ややまばらに葉をつけます。
名前にランがつきますが、ウラボシ科にいくつもある単葉の葉を持つシダのひとつで、日本産のものの中ではやや大柄な方に属します。地上から立ち上がる葉をつけ、その質が薄いが堅くてつやがある点で、かなり目立つシダです。
名前の由来は薄くて側脈がはっきりした葉の感じがクリの葉に似るためとのことです。別名をウラボシ、ホシヒトツバとも言います。

葉の裏側には、ソーラスが並びます。
ソーラスとは、シダ植物で、胞子嚢(ほうしのう)が数個以上集まったもので、胞子葉の裏面や縁にできます。
クリハランでは、ソーラスは中肋(ちゅうろく)の両側に(1~)2~4列にやや不規則に並び、円形~楕円形となります。
中肋(ちゅうろく)とは、葉の中央を縦に通っている太い葉脈で、 主脈とも言います。

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撮影:2017年12月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年1月13日 京都府立植物園にて

名称:クリハラン
科:ウラボシ科クリハラン属
園芸分類:
形態:常緑シダ
原産地(分布):本州の関東以西、九州までと沖縄本島に生育し、アジアでは朝鮮(済州島)、台湾、中国からインド
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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