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アリドオシ(蟻通し) [常緑樹]

関東以西の本州から沖縄に自生するアカネ科の常緑低木です。葉の付け根に葉と同じくらいの長さの鋭いトゲがあるのが特徴で、このトゲが蟻をも刺し通すとして名付けられたと言われています。日本固有種ではなく、東南アジアにも分布します。
5月頃、葉の付け根にラッパ型の白い花を1~2輪咲かせます。花の先端は四つに分かれ、雄しべが四つ。薄暗い林内では多くの花は咲かず、実と同様にあまり目立ちません。
10月ごろに成熟する実は直径1cm弱で、翌春までの長期間、枝に残ります。このため「(赤い実が)有り通し」として名付けられたという説もあるようです。センリョウやマンリョウほど多くの実は付けず、その地味さゆえに別名「一両」とも呼ばれます。
古い造園の世界では、センリョウ、マンリョウと共にこれを植え、「千両、万両、有り通し(=お金に困らない)」と洒落込むことがあるようです。

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撮影:2018年5月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年1月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年1月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月27日 京都府立植物園にて

名称:アリドオシ(蟻通し)
科:アカネ科 アリドオシ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑広葉 低木
原産地(分布):東南アジア
品種名:
草丈/樹高:0.5~1m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


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