SSブログ

ノブドウ(野葡萄) [つる性]

北海道~沖縄の山野に生えます。2分岐した巻きひげで他物にからみつき、茎は毎年枯れますが、基部は木質化して直径4cmほどになります。
葉と対生して集散花序をだし、小さな花を多数つけます。花は直径3~5mm。花弁と雄しべは5個、雌しべは1個。果実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、虫えいを作ることが多く、紫色や碧色などになります。正常な果実は少ないと言われています。

ノブドウ-1(20170927).jpg ノブドウ-2(20170927).jpg ノブドウ-3(20170927).jpg ノブドウ-4(20170927).jpg
撮影:2017年9月27日 京都府立植物園にて

ノブドウ-5(20181017).jpg ノブドウ-6(20181017).jpg
撮影:2018年10月17日 京都府立植物園にて

◇ノブドウは赤紫、青紫、空色、白に近い薄い緑・・・様々な色の実を付けとてもステキです。でもこの様々な色の実には「虫が入っている」とか「虫こぶである」とか言われています。
何か夢が無くなりますが、この実の色の変化は、実の中にいる虫の影響によるものです。本来のノブドウの実の色は白で、色のついている実は虫こぶになります。野山で見るノブドウの実には綺麗な色彩の実がなっていて、白い実はほぼ見るこがありません。ノブドウの実のほとんどにタマバエの幼虫などが寄生しているようです。つまりノブドウの実の色は虫による寄生で起こるもので、熟して色づいた実の色だと思っているものは、寄生されて虫こぶになったことで変化してしまった実の色を見ていることになります。
本当にことを知ると興ざめですね。いや、それでも「森の宝石」だと思えます(^_^)ニコニコ
それにしても、仮に虫による影響としても何でこんな綺麗な色合いに・・・自然とは本当に不思議です。鳥などに食べられないように毒などの警戒色の意味合いもあるのかも知れませんね。実を鳥などに食べられてしまっては、中の幼虫もですから!

名称:ノブドウ(野葡萄)
科:ブドウ科
園芸分類:
形態:つる性落葉低木
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:7~8月
花色:
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。