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オオオニバス [水生生物]

スイレン科の中で最も巨大なオオオニバス。ブラジル、アマゾン流域やパラグアイ、アルゼンチンに自生する巨大水生植物です。1枚の葉の直径は1.5mから2m程にもなり、子供が乗っても沈まないほど浮力が大きいことで知られています。

オオオニバスの花は2日にわたり夜に開花します。
花は夜に咲き、日中は閉じて翌日の夜に再度咲きます。1日目の花は白く、香りがあり、2日目はピンクに変色して香りはほとんどありません。
この習性は昆虫と密接な関係があります。
まず、闇夜の中でも花の強い香りに誘われ、多くの虫達があつまります。虫達が花の中もぐりこんで食事をしている間に朝がきます。花はゆっくり閉じていくと、同時に虫達も花の中に閉じこめられることになります。
翌日、2日目の夜に再び花が開いた頃には虫は花粉まみれ。やっと開放された虫はまた次の花を探しに飛び立ちます。でもこのときに探すのは決まって開花1日目の香りのある白い花。
このように異なる花同士の花粉を昆虫に運ばせることで、丈夫なタネをつけるように仕組んでいます。
ここ京都府立植物園のオオオニバスは、オオオニバスとパラグアイオニバスとの交雑種です。

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撮影:2017年7月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年9月2日 京都府立植物園にて


名称:オオオニバス
科:スイレン科
園芸分類:
形態:水生植物
原産地(分布):ブラジル、アマゾン流域やパラグアイ、アルゼンチン
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:



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